企画・製版
営業やお客様との打合せを元に、Macを使ってデザイン、表示作成等のデータ処理を行います。
お客様とのやり取りを繰り返し、校了になりましたら製版に移ります。
グラビア印刷用の版はシリンダーと呼ばれる金属ロールの表面に、メッキされた銅の上に小さい凹型のくぼみから構成されたイメージを彫り込んで作られています。グラビア印刷は1色につき1版を使用しますので、色数によって使うユニットの数が変わります。例えば、5色であれば5版使用すると言う事です。
印刷・ラミネート
グラビア印刷は、微細な濃淡を表現する事を得意としており、特に写真画像の印刷に適した印刷といえます。高精度な写真再現性を活かし、美術書や写真集、そして食品やお菓子などの包装フィルムへの印刷に用いられています。
- 1. インキローラーから、版全体にインキがのります。
- 2. ドクター刃(薄い金属の板)によって、溝にたまったインキ以外は、綺麗にかき落されます。
- 3. 圧着ローラーで、版におさえられたフィルムへ、溝にたまったインキが、転移し印刷されます。
- 4. 乾燥機を通り、インキが乾燥され、色数に応じて、次の色へと同じ工程を繰り返し行います。
ラミネートは、印刷したフィルムに違うフィルムを貼り合せる工程です。性質の異なったフィルム同士を貼り合わせることで、それぞれのフィルムの特徴を活かし、また欠点を補い合う事で、内容物が要求する包装条件を満たす機能を持った包装材料を作ることができます。
〈ドライラミネート〉
ドライラミネートとは、基材表面に接着剤を塗布した後、乾燥装置内で溶剤を蒸発させ、第2基材と熱圧着する方法です。
〈押出ラミネート〉
押出ラミネートとは、熱可塑性樹脂を溶融して、フィルム状に押し出したものを、基材にラミネートする方法です。
〈ノンソルベントラミネート〉
ノンソルラミネートではロール面上で接着剤を加熱溶融してフィルム基材に塗工します。溶剤は使用しません。
スリット・製袋
スリットとは、フィルムシートを希望に応じて必要なサイズ幅にカットし、ロール状に巻き取っていく工程です。
製袋(せいたい)加工とは、原反で出来上がったフィルムを、使用に即して様々な袋状に加工することです。
品質管理・出荷
印刷工程における品質維持・管理から、製品完成後の品質検査を通して、「不良品ゼロ」を目指した品質管理を行っています。
高速交通網に近接した立地条件を活かし、ルートシステム化された自社便で、お客様へ直接お届けする事も可能です。